【東山区】協立スクール

 東山区の有済・粟田地域にあるNPO法人三条希望の会が主催する「子どもの居場所づくり事業」の取り組みを取材しました。(令和3年1月取材)

 ひとり親家庭の悩みや不安を持つ子どもたち、親たちが気軽に交流し安心して集うことができる「居場所づくり」に取り組まれています。地域住民や大学生ボランティアがスタッフとしてかかわるこの取り組みでは、子どもたちの笑い声に溢れていました。

 代表の安田さんにお話しを伺いました。 続きは動画をご覧ください。

【西京区】ふれあい食堂けやキッズ

 ふれあい食堂けやキッズは、洛西子ども食堂実行委員会が運営する子ども食堂です。

大切にしているのは、子どもと同じ目線で寄り添うことと、一緒に過ごすこと。子どもには「遊んで、学んで、幸せに過ごす権利と義務」がある。その思いに共感し、地域のために頑張ろう!という方々がメンバーとして一緒に活動しています。

 

本当は、みんなで一緒に食べる形で開催したいと思っていますが、今は感染症対策として、お弁当を渡しています。入り口での消毒・検温に加え、窓を開けて換気をし、ボランティアはマスク、手袋をして準備しました。渡す時間は長くとれませんが、その中でも「来てくれてありがとう!」「気をつけて帰ってね!」と声をかけます。取材の日は100食用意していましたが、たくさんの方が来られ、急遽追加して120食を提供しました。

<代表:東憲一(あずま のりかず)さん>

子どもを支える公的な仕組みがあることが理想ですが、実現には時間がかかります。それまで、目の前の困っている子どもや親を放ってはいけないという思いで、子ども食堂をしています。理想は、子ども食堂がなくてもすべての子どもが幸せに暮らせる社会。その実現のためには、自分たちが行動を起こしていくことが大切だと思っています。

 

「ふれあい食堂けやキッズ」の様子、東代表の思いはこちらからご覧ください。

【右京区】嵐山こども食堂

子ども食堂開催に向けたウラ側を密着取材しました!!~令和3年3月開催時の準備編~

 「京都のこども食堂の歴史はココから」とも言われている「嵐山こども食堂」。
 平成27年11月から開催されていますが、コロナ禍での現在も毎月第3日曜日にテイクアウトのお弁当形式で行なっています。
今回は、開催日前日の準備から、密着取材に行ってきました!
まずは、お野菜の調達から!

 ご近所の農家さんより、立派なほうれん草をたくさんお裾分けいただきました!
 お申し出いただいた2か所へ出向いて、それぞれ一緒に収穫作業に参加!
 キャベツもおまけにいただきました。
 ありがとうございます!

 次に向かうは、開催当日の調理に携わってくださるお手伝いさんのお宅へ。
 想定以上にほうれん草をたくさんいただき、急遽、メニュー変更の作戦会議が始まります。
  「お弁当のメインが回鍋肉やし、副菜はあっさりとおひたしの方がいいんちゃうやろか?」
 「ほうれん草は、明日までに洗って下茹でしておきますよ!」

 その後、会場へ移動。食材や必要物品の搬入を行ないます。
 160人分の食材なので、ものすごい量です。
 食堂内に、明日開催分の食材が出揃いました!(写真はごくごく一部です)
 これを明日、お手伝いさんのお力も借りながら、仕分け、調理。皆さんに配布されます。

 当日の様子と、代表高畑さんコメントはこちらをご覧ください

○嵐山子ども食堂ホームページ
 https://arashiyamakodomosy.wixsite.com/kodomosyokudou

○嵐山こども食堂Facebook
 https://www.facebook.com/arashiyama.kodomosyokudou/

【左京区】てらこや子ども食堂

 

 左京区の養正学区にある、てらこや子ども食堂におじゃまし、代表の小林さんにいろいろなお話を聴きました!

(区社協職員)
 子ども食堂をはじめたきっかけを教えてください。

(小林さん)
 自身の少年時代の体験や、フィリピンの子との出会いを通じ、子どもたちが、“しんどくなる前”、”非行にいたる前に”、”信頼できる人間関係”、”安らげる場所”が必要だと感じました。
 そのような場所をつくるために自分に何かできることがないかと考え、子ども食堂にボランティアとして参加するなかで、子ども食堂の必要性を感じ、立ち上げを決意しました。

(区社協職員)
 普段は、どのような活動をされているのですか?

(小林さん)
 「てらこや子ども食堂」のスタッフは、学生と社会人で構成しています。中でも学生が多くを占めているのが特徴です。また、地域の方にも来ていただき、世代間の交流の場にもなっています。
 いつもは、午後6時から一緒にご飯をたべたり、子どもと一緒に遊んだり、学習支援を行ったりしています。立ち上げから3年くらいがたち、試行錯誤を繰り返しながら活動をするなかで、ここに来てくれる子ども側にもボランティアスタッフ側にもいろんな変化がみえてきました。

(区社協職員)
そうなんですね。具体的に、子どもさんには、どのような変化があったのでしょう。

(小林さん)
 交流を続けていくうちに、抱えている「しんどい」気持ちや、親や先生には言えない悩みをポロっと吐き出してくれるようになりました。何気ないやり取りの一つ一つの積み重ねが、信頼関係を築いていたんだと実感しました。
 先生や親でもない「ちょっと年上のお兄さん・お姉さん」だからこそ、言えること、聴けることがあることを感じています。「大人と子ども」という縦方向の関係性ではなく、「ナナメの関係」が地域にあることが、子どもたちにとって大切だと気付きました。

(区社協職員)
 「ナナメの関係」というのは、子どもの居場所のなかでのキーワードですね。
 では、ボランティアスタッフさんには、どのような変化があったのでしょうか。

(小林さん)
 子ども食堂の運営のなかでも、ボランティアスタッフ(特に学生)の成長に驚いています。子どもたちと触れ合い、子どもたちと話しをするなかで、「この子たちのために自分自身ができることは何かないだろうか。」と考えるスタッフが増えていきました。
 大学生20歳前後の年齢で、小学生や中高生と触れ合う機会がある人は、少ないように思います。しかし、ここでの「ナナメの関係」は、学生のボランティアスタッフに大きな意識の変化をもたらしていきました。 「子どもに何かをしてあげる」のではなく、一人の人として、いろんな人が出会うことで、それぞれが自分自身の可能性に気づき合える場所になっています。


~この後も、代表の小林さんやスタッフの皆さんにたくさんの想いを聞かせていただきました~

 現在は、コロナ禍により規模を縮小し、お弁当の配布をしておられますが、やり取りが一方的になってしまうことやニーズに応えきれないことが悩みだそうです。
 「そのなかでも、工夫してコミュニケーションをとっていける体制を考えていきたい。」とおっしゃっていました。
 また、「今後は、子ども食堂間のネットワークがもっとできることで、お互いに協力できる関係づくりができれば嬉しい。そして、今のボランティアスタッフがいずれ自分の住んでいる地域で子ども食堂を立ち上げたいという想いになってくれたら嬉しいし、その応援もしていきたい。地域のみなさんにも理解の輪を広げ、繋がっていきたい。」とのことでした。

 “地域のなかに、子どもたちが安らげる場所が増えていくこと”を願い、そのために今後も頑張って活動をしていきたいと熱く語ってくださいました!
  そのような想いに寄り添い、応援していけるよう、今後もこの事業を進めていきたいと思います。

【北区】交流会を開催しました!

3月10日(水)、北区役所にて、区内の子ども食堂実践団体を対象に交流会を開催しました。
<内容>
◎子どもの居場所づくり「支援の輪」サポート事業の説明
◎各団体の活動紹介
◎情報交換・交流
コロナ禍でも創意工夫をしながら、子どもたちの居場所を運営されている皆さんと共に、活動の目的や子ども・地域に対する想い、また運営面での工夫などについて情報交換を行い、出会いの場・交流の機会となりました。

<活動紹介ではこんな思いが共有されました>
◎様々な人や団体と連携し、地域に根付いた居場所となりたい。
◎“大人の都合で始めて、大人の都合で止めない”をモットーにしている。
◎家庭でも学校でもない“第3の居場所”となりたい。

<情報交換・交流ではこんなお話もありました>
◎参加者に「コロナ禍で心配なこと」を聞き、一緒に安心できる場所を作っていきたい。
◎登下校中の児童が子ども食堂を実施している高齢者施設に気軽に寄ってくれるようになった。

<北区役所子どもはぐくみ室からも参加していただきました>
◎顔の見える関係づくりの第1歩となり、嬉しく思います。
◎困っている子どもや家庭に気づいたり、気になることがあれば、区役所に相談してください。

<北区社会福祉協議会の担当者より>
今日の出会いを契機として、北区内で「子どもの居場所づくり」に取り組んでいただいている皆さん方とともに、専門機関や団体、区役所とも連携し、子どもを中心とする「支援の輪」を広げていきたいと思っております。  

【伏見区】小栗栖宮山子どもの居場所「あおぞら」

 3月20日(土)は【小栗栖宮山子どもの居場所「あおぞら」】(※以下、「あおぞら」)へお邪魔しました。
 「あおぞら」は、小栗栖宮山学区社会福祉協議会、小栗栖宮山民生児童委員協議会を中心として実行委員会が月に1回、小栗栖宮山小学校を会場に開催されています。
 今回は、インタビュー形式でお届けします!
 インタビュアーは、伏見区社会福祉協議会醍醐分室の真鼻さんです。

    

          お話をお伺いしたのは…

岩井 奈緒美さん
(小栗栖宮山民生児童委員協議会 会長)

○活動のきっかけを教えてください。
 学習の進捗などが気になる子どもや困っている子どもに対し、何かできることはないかと感じたからです。

○活動が実現するまでにどんなことに取り組まれましたか?
 伏見区社会福祉協議会の職員に「子どもの居場所には食堂だけでなく学習支援もありますよ」と聞いたことから、伏見区役所醍醐支所へ相談し、子どもへの声掛けに関して学校の協力を得、スタートすることができました。
 「困っている子ども」がどの子どもなのか私たちにはわからないので、学校の協力が不可欠でした。

○子どもたちの変化を感じることはありますか?
 最初は子どもたちも勉強どころでなく、落ち着きがありませんでした。月に1回の取組ですが、名前や顔をお互い覚えることで道端で会っても声を掛け合える関係になってきています。今では3年以上参加してくれている子どもたちもいます。

○大学生ボランティアの活動について教えてください。
 子どもたちと学習や遊びを通して親しんでくれている学生さんや、子どもたちに圧倒されている学生さんもおられます。
今後は、私たちの思いや学生さんの思いを共有し合える場を設けることで、「あおぞら」をさらに良い居場所にできるのではと考えています。

○やりがいを感じるときはどんな場面でしょうか?
 小学校のPTA活動でも同じでしたが、活動を継続する中で、子どもたちは私たちの顔や名前を憶えてくれます。「あおぞら」でも月1回「遠からず、近からずの関係」で自分の子どものようにじゃれ合ったり、怒ったり、触れ合うことで関係が深まっているように感じています。
 その子どもたちと道端で声を掛けてくれたり、成長を見ることができることがうれしいし、子どもたちを見守ることに繋がっているのかなと感じています。

○今後はどのような「あおぞら」を目指していますか?
 今来てくれている子どもたちを大切にしつつ、学校の思いを踏まえ一人でも多くの子どもたちに参加してもらいたいなと感じています。
 卒業した子どもたちが、中学校生活の中で気晴らしに「あおぞら」に遊びに来ることができる居場所でありたいですし、見守れる限りは「遠からず、近からずの距離」でずっと見守っていきたいです。

📸岩井さんと一緒に活動されている
 木下久美子さん(小栗栖宮山主任児童委員)と
 ご一緒に。

真鼻 弘美さん
(伏見区社会福祉協議会)

インタビューを終えて…
 「あおぞら」に関わって3年が経とうとしています。
 子どもたちが継続して参加することで、集中して机に向かうなど、落ち着いた様子を見ることもできるようになりました。
 困りごとを抱える子どもたちを取りこぼさないよう地域の方や学校等との連携を切らさず、「あおぞら」が末永く活動が続くよう関わっていきたいと思っています。

【左京区】情報交換会を開催しました!

 3月13日(土)、左京区社会福祉協議会にて区内の子どもの居場所実践団体を対象に
情報交換会が開催されました。
 子どもの居場所に関心のある学区社会福祉協議会の方の参加もありました。
<プログラム>
◎子どもの居場所づくり「支援の輪」サポート事業の説明
◎区、学区社会福祉協議会の活動紹介
◎各団体の自己紹介、意見交換

 このホームページをご覧の方の中にも『社会福祉協議会って名前は聞いたことあるけど、
どんなことをしてるんだろう?』と感じた方がおれらるかもしれません。
 関心を持ってくださった方は、一度京都市社会福祉協議会のホームページをご覧ください。

 団体間の意見交換では、このような内容が挙がっていました。
■学校から生徒にチラシを配布してもらえるようになったきっかけは?
■子どもたちに「学習会があるよ」と声を掛けるけど参加が少ない…
■子どもたちの悩みに子ども食堂として何ができるのか、悩んでいる。
 各団体の現状を共有し合ったり、同じ悩みを持っているんだなと共感しあうことができました。

 学区社会福祉協議会の方からは、
団体の方たちに『子ども食堂の支援で私たちができること』に関して質問がありました。
関連して、
・どんなことを目的にしてる?
・対象は絞ったほうがいいの?
・どうやって広報したらいい?
・ご飯食べるだけでいいの?ほかに何してる?
・運営費はどのように確保してる?
などの疑問について参加者全員で共有する時間を持つことができました。
『子ども食堂がたくさんあれば、その分居場所を必要とする子どもたちの居場所が増える!』
 学区社会福祉協議会からは「子ども食堂を立ち上げるにはどうしたらよいのか」という声があり、新しく立ち上げたい思いに対して、実践団体から「立ち上げをお手伝いするよ!」との声もいただきました。

 左京区社会福祉協議会の担当者は、
『今日をきっかけにいろいろな可能性を模索してきたいです。私たちがお手伝いできることもあれば、運営者同士だからこそ協力できることがあると感じています。』と話していました。
 京都市内では、各行政区において区内の子どもの居場所実践団体の皆さんに、情報交換・交流の場を提供しています。

【山科区】子ども食堂 ゆたか

子ども食堂ゆたかは、小野学区の自治連合会が、民生児童委員協議会、炉端ゆたか(炉端焼き店)の協力を得て運営している子ども食堂です。 同じ「子ども食堂をやりたい」という思いを持った、瀧澤さんと炉端ゆたかのマスターが偶然出会い、コロナ禍で困っている親子を支援しようと立ち上げを決めました。 令和23月にスタート。当初は110円の食堂スタイルでしたが、4月に緊急事態宣言が出てからは、お弁当の販売に切り替えました。

〈自治連合会 役員:瀧澤 惠さん(写真左)〉

思っていた以上にたくさんの子どもが来てくれます。みんな自分から片づけを手伝ってくれるようになりました。 私たちスタッフも、子どもの変化に気づくようになりました。気になった時は話を聞いてみたり…。最近は子どもたちから色々話してくれるようになりました。 おしゃべりはしない子もいますが、ここに来てくれることが私たちに関わろうとしてくれている意思表示だと思っています。毎日来てくれることが嬉しい。 子どもたちの、地域とつながりたい気持ちにしっかり応えていきたいです。あり続けることが大切だと思うので、無理せず、できる範囲で続けていきたいです。

スタッフのみなさんからもコメントを頂きました。 ぜひ動画もご覧ください。

子ども食堂ゆたかの様子は炉端ゆたかのFacebookInstagramから見られます!!

炉端 ゆたか(Facebook)

炉端 ゆたか(Instagram)

【上京区】ひとえつぎ食堂

 堀川今出川、大通りから細い路地に入って歩いて5分、“Colis西陣”というフリースペースを会場に毎月2回開かれています。(地域のお茶の間を目指して始まったColis西陣。各種イベントも開催され地域の方々による手づくり品も販売されています。ちなみに目の前の細い道は、晴明神社の行列も通るそうですよ。)

代表の恩庄さんは、子どもたちや地域の人たちが「ひとえつぎ食堂」で出会い、お互いを知る関係性になれるような交流の場をつくりたいと思ってこども食堂を始められました。

“ななめ上”の存在に出会える場に・・・

 いまの子どもたちにとって身近な大人は、親や学校の先生、スポーツの先生など教育者が多いのではないでしょうか。親や先生ではない、お兄さん、お姉さんなど「ななめ上」の存在と出会うことで価値観も広がると思っています。子どもたちにはいろんな価値観を広げる場所であってほしいと思います。

代表の恩庄真理さん

子どもたちにとって選択肢が増えること

こども食堂などの居場所は競合するものでは無いと私は思います。たくさんあればあるほど子どもの選択肢が増えることにつながります。もし、「やってみたいな」と思う方が居たら、小さなことでも始めていただけたら嬉しいです。既に実践する団体と協力してもいいですよね。それぞれができることに取組めば、子どもはもちろん、少し大げさかもしれませんが、まちの未来にもつながっていくと思っています。

風情ある町屋でお話を伺いました

動画はこちらからご覧ください。

youtubeサイト
ひとえつぎ食堂(Colis西陣)ホームページ
・facebookはこちら(yumecanアカウントにつながります)

【南区】情報交換のネットワークから食材シェアにつながりました!

 南区社協では10月に子ども食堂運営者の情報交換会を開催しました。
 情報交換会では「顔の見える関係づくりを進めて、食材のシェアや助成金情報などが普段から共有されるネットワークにしていきたい」などの意見が出されました。
 そんな折、会に参加していたハピネス子ども食堂から「食材の寄贈を受けたので、他の食堂にもシェアします。」と連絡を受けたので、さっそく南区社協職員が取材にいきました。

〇食材の寄贈先 ~ 食品加工場へ ~
 今回、訪問させていただいたのは上鳥羽にある「サン食品」さん。
 魚の切り身を西京漬け等に加工し、卸販売されている会社です。 魚を加工する際に発生する規格に合わない部分は、商品としては不揃いなため、これまでは廃棄されていました。
 一方で、ハピネス子ども食堂としては、大量に食材をいただいても、大きな冷蔵庫がない事や解凍すると使い切ってしまわなければならない事から、保管や使い方で頭を悩ませていました。
 そこで、今回の情報交換会で知り合った「ししまる食堂」と「東九条こども食堂」にシェアできないか連絡したところ、みんな大喜び! お届けの際には「味噌汁に入れたら美味しいね!」「煮つけにしよう!」などワイワイと献立の情報交換もしながら、手際よく小分け作業をされていました。
 情報交換会を開催してから、早速にも食材のシェアが行われ、動きの速さにびっくりしています。これからも顔の見える関係づくり、役に立つ情報交換がされるネットワークづくりに取り組んでいきたいと思います。

【北区】ふれあいマナ食堂

「ふれあいマナ食堂」は「京都聖書教会」が会場です。

 運営する「ほっとマナ」は、地域に根差した“子ども支援プロジェクト”に取り組むことを目的に201710月より子ども食堂である「ふれあいマナ食堂」をはじめ、「マナびサポート(自主学習支援)」、「ジョイフルマナ(自由遊び&駄菓子屋)」の3つの活動に取り組んでおられます。

 緊急事態宣言が発令されていた時期は活動を中止されていました。しかし解除に伴い「再開するにはどのような対策が必要なのか」「ボランティアそれぞれが再開に対してどのような思いを持っているのか」皆さんで話し合い、7月から活動を再開されています。

<代表 閨谷欣也(ねやたにきんや)さん>

 コロナ禍で集まることが難しい中ですが、事前申し込みの2部制にし取り組んでいます。人数制限や、入れ替えの時間に室内の消毒をするなど三密にならないよう工夫しています。皆さんと一緒に、安心して過ごすことができる居場所をつくりたいと思っています。

 

「ふれあいマナ食堂」の様子、閨谷代表の思いはこちらからご覧ください。

 

 

「ほっとマナ」ホームページはこちらから

https://hotmanna2017.wixsite.com/hotmanna

【市域】第1回情報交換会

 8月31日(月)、第1回情報交換会を開催しました。

 この情報交換会は、『子どもの居場所づくり「支援の輪」サポート事業』が子どもの居場所を取り組む団体に寄り添った取り組みを目指すため、幅広い層の皆さんにご参加いただいています。

 第1回は事業のミニキックオフでもあり、参加者の皆さんから事業に対する期待や、居場所に対する思いを寄せてくださいました。

♪運営で手一杯なので、広報やボランティア募集など協力してもらいたい。
♪この事業がきっかけで、市内にもっと子どもの居場所が増えたらうれしい。
♪居場所同士が手をつなぐことで、寄贈いただいた食材を分け合ったりすることもできるかも。

 11月上旬には、事業の本格的なキックオフとして子どもの居場所を運営する皆さんを対象にした研修会を開催予定です。
 詳細が決定次第、当ウェブサイトにてお知らせします。
 ご期待ください!

【南区】ハピネス子ども食堂

南区で子ども食堂を運営されている特定非営利活動法人happinessは子ども食堂の他に学習会、カフェなど様々な取り組みをされています。理事長の宇野さん、ボランティアののってんさんにお話をお聞きしました。

〈理事長 宇野明香さん〉
 ここに来たらいろんな大人に出会えて、話ができる、相談もできる、そんなお家でもない、学校でもない子どもたちにとって居心地の良い居場所づくりを目指しています。

コメント動画も頂きました。ぜひご覧ください。

 

〈のってんさん・広報にかける思い〉
 ボランティアとしてハピネス子ども食堂で活動中。ブログでご支援の報告をするときは、支援してくださった方のことも伝えられるように心がけています。ハピネスが他の団体さんを知るきっかけになったらうれしいです。

ハピネスさんの活動をもっと知りたい方はHPへ!

ブログもそちらから読めます!

ホームページURL
https://happiness.localinfo.jp/

Facebook URL
https://www.facebook.com/happiness.kyoto/?ref=py_c&eid=ARB5iYjPOJqm_-YNQv-2J4WKlLhmq_kXoWygus03FDmhjUwoh7XH0Msg1ogFB4M8Phtlrdo_Y6CorzuQ

のってんさん
理事長 宇野 明香さん

【中京区】ハイ・どうぞ 子ども食堂

 JR・地下鉄二条駅から徒歩5分ほどの場所にある『ハイ・どうぞ 子ども食堂』は町家を改装した子どもを中心とした地域の居場所です。

運営している「NPO法人ふれあいほうむ“どうぞ”」はボランティア活動や小規模作業所の運営に取り組んでこられました。

教員など学校関係の仕事をされていた方たちを中心に、2017年から活動を開始、現在では中京区ボランティアセンターに「ボランティアをしてみたい!」と相談された方も運営をお手伝いされています。

 取り組みのきっかけを理事長の小林敬子さんに伺いました。

小林理事長「子どもたちが、ふらっと行けて、そこで食事ができて、顔見知りのおばちゃんとおしゃべりできる…そんな学校以外の居場所を作りたくて始めました。」

調理をメインに活動されている濱口美弥子さんは、

 濱口さん「一番気を付けていることは、“安全な食事の提供”です。特に今は食中毒が流行る季節なので、手洗い・消毒を徹底しています。他には、旬の食材を使用することを意識したり、季節にあった献立を提供しています。」

  アットホームな「ハイ・どうぞ 子ども食堂」。三角巾・エプロンの皆さんが、笑顔で迎えてくれる子どもの居場所です。

ホームページはこちら
http://www.eonet.ne.jp/~douzo/

理事長 小林 敬子さん

 

【中京区】子ども食堂の立ち上げ支援に参加しました

 中京区で子ども食堂を始めてみたいとの相談をきっかけに、8月22日にスタッフが集まった学習会に参加してきました。

 学習会では、山科醍醐こどものひろば村井琢哉さんを講師にお迎えして、子どもを取り巻く現状や、実際に子どもたちを支援されているお話をうかがいました。

 意見交換では、スタッフが考えている疑問や不安に村井さんから助言いただく形で進められました。

 例えば、紙芝居や人形劇などの企画を先に行い、その後で一緒にご飯を食べるような形式にしてみることや、資金面については、補助金の活用だけでなく、相談者が運営されている食堂でもカンパを募り、子ども食堂の運営資金にあてることができるといった助言がありました。

 やりとりをしていくなかで、いろいろなアイデアが浮かんできたように思いました。

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