【上京区】あすにこ食堂を取材しました!

 あすにこ食堂は、サービス付き高齢者向け住宅「咲あん上京」を会場とし、令和5年4月に立ち上がった新しい子ども食堂です。代表者の佐々木さんの「参加してくれた子どもたちが笑顔で過ごしてほしい」「明日も笑顔でいてほしい」という想いは団体名の由来にもなっています。
 

◆立ち上げのきっかけはどのようなものでしたか?
 自分が子どもと関わる中で抱いた想いが原動力になっています。
 「大人が子どもの声や意見を正しく受け止めるためにはどうすればいい?」「世の中には声をあげたくても出しにくい子どもがいるのではないか」
 そんな想いから、子どもの声を受け止める場として子ども食堂を立ち上げました。

◆「咲あん上京」が会場になったきっかけはどのようなものでしたか?
 ちょうど「咲あん上京」で子ども食堂をしたいと考えていた方がおられて、上京区社協さんにマッチングしていただき、この施設を使って開催することができました。その方も今や「あすにこ食堂」の一員として欠かせない存在です。

◆活動するうえで大切にしていることはなんですか?
 子どもが成長する過程では、様々な大人との関わり・経験が子どもの成長過程において大事だと学びました。「あすにこ食堂」が地域の大人とたくさん触れ合うことができ、地域で子どもと関わることができる場にしていきたいですね。
 また、ここはなるべく間口が広い場にしたいと思っています。もしかしたら来てくれる子どもの中には生活環境が良くない子がいるかもしれない。その子のシグナルを見逃さないようにしたいと思っています。

◆今後の意気込みについて教えてください。
 自分が子ども食堂を開催してみて分かったことですが、子どもたちに対する解釈は自分なりのものしかなく、それが個々の子どもたちにとって正解か不正解かは分からないということです。自分たちだけでは分からないから、子ども食堂・子どもの居場所同士が横につながって考えていくことが大事だと思い、京都市内で子どもの居場所同士のネットワークを作りたいと考えています。そのためには、まずは「あすにこ食堂」と自分をもっと知ってもらうことが必要だと考えています。

 
 ご自身の体験を元に、「子どもの声を受け止めるために」「明日も笑顔で過ごしてほしい」など熱い想いを抱き、たくさん子どものことを学びながら活動されておられました。
 インタビューは動画でもご覧いただけますのでぜひご覧ください!