南区内の3つの子ども食堂、フリースクール、青少年活動センター、南区役所子どもはぐくみ室が参加し、「南区子どもの居場所情報交換会」を開催しました。
○前回からのできごと
本ネットワークを活用して、事業者から食材提供があった際に、子ども食堂間で食材のシェアが行われました。
また、企業から調理設備、調理器具を提供したいという希望があり、ネットワークに参加している子ども食堂を中心に調整を行いました。
新たに久世地域で子ども食堂を開始される団体があること、活動場所を他区に移す活動があったことなどを共有しました。
○コロナ禍における活動
現在、南区内の子ども食堂がどのような活動をしているか、参加団体から発表し、参加者で共有しました。
今回、参加された団体は、感染状況に応じて、食事の提供を対面やお弁当の配布と使い分けながら、活動を継続されていました。
さらには、ホームレスの方々に食事提供する活動を始めた団体や、コロナ禍で生活に困窮する世帯を支援するためにフードパントリーを開始する団体などもあり、より多くの人に手を差し伸べる工夫、食材や食事が無駄にならないための取り組みなど、各団体の実践が共有されました。
○現在の課題
<活動メンバーについて>
春には活動の中心メンバーや学生ボランティアの引っ越しや卒業など、様々な変化があり、現在の活動が継続できるか不安であるという意見がありました。
他の子ども食堂から「できることはなんでもするから、言ってね!」などの発言もあり、情報交換をするだけでなく、運営者同士の支え合いのネットワークになっていると実感しました。
<困っている子どもに知らせたい>
多くの食数を提供していても、まだ困っている子どもたちには行き届いていないと感じているそうです。
より多くの子どもたちにこの活動を知ってもらうために、小中学校や行政機関と連携をしていきたいと考えているが、取り組みが進まないことが悩みになっています。
活動メンバーの支え合い、ボランティアの養成、教育機関との連携など、参加者同士で話し合いをしながら課題解決に向けて取り組んでいくことができるネットワークにしていきたいと考えています。