【市域】《報告》子どもの居場所づくりシンポジウムを開催しました!【11/19開催】

子どもの居場所シンポジウム-子どもが地域とつながるために-

 1119日、下京区のKYOCA(京果)Food Laboratoryで、子ども食堂が持つ価値や地域と新しいつながりのカタチを深めるシンポジウムを開催し、参集とオンライン配信合わせて約120人が参加しました。

1.『子どもの居場所づくり インタビュー調査から見えたこと』
 (京都市社会福祉協議会 地域支援部)
 20228月から10月にかけて子どもの居場所の14団体の実践者にインタビュー調査を行った結果の中間報告を行いました。「セブンクエッション」と題し、立ち上げのスタイルやスタッフ、運営に関すること等を質問し、いくつかのカテゴリーにわけ分析しました。その結果、活動者は多様であり、活動も多種多様なことなどが見え、京都市の子どもの居場所として「多様性と包摂性」が調査の中から報告されました。

 2.『子ども食堂が持つ価値-こどもまんなか社会-』
 講師:湯浅誠さん(認定NPO法人こども食堂支援センター・むすびえ 理事長)

~「こどもが、真ん中」?「子ども、がまん中」?~
 現代社会の子どもの居場所のあり方や、居場所の意味について講演されました。

〇子どもの居場所は誰のため?
 多くの居場所を持つ子が、自己肯定感が高いとされているとし、「すべての子により多くの居場所が必要」と伝えました。子どもの居場所は、
「みんなの中で困っている人を包み込む居場所」
「困っている人をみんなで支え合う居場所」
 の2通りあり、様々な種類の居場所が地域に多く必要であるとしました。また、「子どもの居場所は家庭や学校と対立しない。」とし、家庭や学校に居場所がない子のためだけの場所でないとしました。

〇良い祖先になる。
 子どもの居場所は今いる人をつなぐ「横のつながり」だけでなく、子どもの居場所を経験した子どもが将来地域に何かしたいという想いを育てる「縦のつながり」にもなっている。

3.『子どもの視点に立った、子どもの居場所とは』
コーディネーター:村井琢哉さん(NPO法人山科醍醐こどものひろば 理事長)
コメンテーター:湯浅誠さん
パネリスト:木村友香理さん(NPO法人コミュニティ・スペースsacula 代表)
      中土井海斗さん(こども食堂「からふる」 代表)
      大脇茉那さん(こども食堂「からふる」 副代表)
      森川浩孝さん(京都市立醍醐西小学校 校長)

〇コロナ禍で再確認した子どもの居場所の価値
「誰かと過ごす」ことの大切さを再確認した。
・「子どものために」という想いでやっていると思っていたが自分自身が居場所を求めていたことに気付き
 子どものための場所がみんなの居場所へと実感が変化した。
Face to Face でのつながりの大切さを実感したとともに、子どもの対応力の強さもまた実感した。

 〇子どもの居場所で大切にしていること
メンバーが楽しいことを第一に。実践者が楽しいが子どもの楽しいにつながる。
わくわく感を子どもたちが持てるような取り組みを大切にしている。
・子どもがどんな思いをもって子どもの居場所に来ているのかといった背景を大切にしてほしい。

  参加者アンケートの声では、「自分たちが迷いながら活動していたことが間違いないと救われた」や「学校をはじめ様々な立場、視点から話が聞けたことが良かった」などが見られました。

参考:三宅さん(NPO法人山科醍醐こどものひろば/ファシリテーション・グラフィッカー)
   によるグラフィック・レコーディング