10/22(日)に、山科青少年活動センターにて、まちのちゃぶ台ネットワーク山科と山科区社会福祉協議会の共催で「山科でひろがる子ども食堂~みんなで語ろう、つながろう~2023」を開催しました。
今年は「つながり」をテーマに、山科区内で現在子ども食堂をされている人、これから活動を初めてみたい人、子ども食堂に関心のある人など約40人が集まりました。
〈内容〉
◎講演:「こども食堂の支援を通じて、誰もとりこぼさない社会をつくる」
講師:認定NPO法人 全国こども食堂支援センター むすびえ 江副真文さん
『子ども食堂とは?』『多世代交流・地域づくり・まちづくりとしての「子ども食堂」』、全国にある多様な子ども食堂の実態やエピソード等についてお話いただきました。
*朝食を食べない子どもが多い事から毎朝6時半から7時まで朝ごはんの提供をされている。
*料理教室型で、世界の国のお料理を一つ選ぶ。例えばスペインならパエリア。そのお料理の写真だけを子ども達に見せて作り方は一切言わない。子ども自身が考えて作る。
*料理教室型で、夏休みに飲食店のシェフを学校に招く。
等いずれも興味深いお話でした。
◎実践報告:「地域のネットワーク ~まちのちゃぶ台ネットワーク~」
報告者 :まちのちゃぶ台ネットワーク山科 世話人 大場孝弘さん
「なぜ子ども食堂だったの?」「何が起こった?」「つながることで」「つながる」の4つのテーマに沿って、山科区の子ども食堂、子ども食堂がつながることで生まれる活動の広がりや新たな可能性についてお話いただきました。
◎ディスカッション:「全国ネットワークとローカルネットワークがそれぞれできること」
江副真文さん・大場考弘さん・まちづくりアドバイザー 山科区担当 谷亮治さん
全国ネットワークだからこそわかる様々なアイデアが他の実践のヒントになること、ローカルネットワークは人がみえる、旬に敏感になれることが強みであることなどを知ることができました。
◎フロアディスカッション
グループに分かれて感想やそれぞれの活動を共有しました。各グループ盛り上がって話し込んでおられる様子でした。
会場では、子ども食堂に関心をもち参加してくださった方が子ども食堂の運営者と知り合い、見学に行く会話が生まれていたり、運営者同士が名刺交換したりする場面も見られました。お互いのことを知り「つながる」場となりました。
また、アンケートでは下記のようなご感想をいただいています。
◎参加者
・子ども食堂を通しての地域のつながりについて様々な情報を聞くことができて良かったです。
・子ども食堂の取り組みをもっと知りたい、関わりたいと思うよい場になりました。
◎子ども食堂の運営者
・講師の豊かな経験を聞いて、今抱えていることに展望が見えた気がします。ネットワークは困ったときに頼れることを実感しました。
・これからの活動に新たな視点が見えてきました。
たくさんのご参加があり、子ども食堂への関心をもっておられる人の多さを改めて感じました。今回の講演会、交流会をきっかけに、また新たな活動が生まれたり、何か次につながっていけば嬉しく思います。参加してくださった皆様ありがとうございました!