右京区には現在14の子どもの居場所があり、12団体が運営されています。 今回の情報交換会では7団体が参加され、コロナ禍での活動状況やボランティア、悩みごとなどについて意見交換しました。
前半のボランティア講座では、「嵐山こども食堂」の運営責任者の高畑さんと活動をお手伝いされている川本さん、中西さん、野口さんから「子ども食堂でのボランティア」について学びました。
○コロナ禍での活動・・・
テイクアウト方式でお弁当や食品・日用品を配布されている団体や、休止していたけれど感染状況が一定収束していた様子を踏まえて、12月から活動再開の準備をされている団体がおられました。
コロナ禍でお弁当を配布する形で活動されていた団体から、「活動を続けていたことで、何に困っておられるのか、何が必要なのかを知ることができた」とのお話を聞くことができました。配布するお弁当を地元飲食店の応援も含めて作ってもらうなど、コロナ禍をきっかけに活動の内容にも変化が見られました。
そして、年末には「府民に寄り添った地域活動緊急支援事業(京都府)」を活用し、緊急支援事業を実施される団体もあると伺いました。
○ボランティア・・・
コロナ禍で新規ボランティアの受入れを中止されていた団体もありましたが、現在は徐々に受入れを再開されているようです。子どもたちのお母さん世代や学生、パティシエなど多様な方が活動に参加されています。
○悩みごと・・・
「本当に必要とする方に届けたい」
この言葉は、運営者の皆さんからお伺いすることがあります。
それぞれの活動の目的や思いは様々ですが、「本当に必要とする方に届けたい」という思いは大部分の方がお持ちではないでしょうか。このような悩みごとを共有し、話し合うことができるのもこの情報交換会ならではだと感じています。