本情報交換会では、右京区内で活動する子どもの居場所の運営者や子ども文庫等が集まり、蓄積された経験と知識を共有することで、子どもの居場所の意味や価値をともに考え、地域とのつながりの視点や運営ポイント、運営上での困りごとを話し合うことで支援の輪を広げることを目的として開催しました。
〈内容〉
・第一部 ゲストによるリレートーク
ゲスト :特定非営利活動法人山科醍醐こどものひろば 村井琢哉さん
活動報告:このはな文庫 鈴木さん、えがおになるキッチン(NPOフラワー・サイコロジー協会)浜崎さん、嵐山こども食堂 高畑さん、おかわり食堂(母子生活支援施設野菊荘)池田さん
・第二部 グループワーク(自己紹介・聞いてみたいこと・関心があること)
情報発信(子どもはぐくみ室の取り組みについて・京こどもいばしょフェスについて・寄付物品について)
〈第一部 ゲストによるリレートーク〉
まず、ゲストによるリレートークを行いました。村井さんにご講演いただいた後、活動報告を4人の方にしていただき、村井さんとのトークセッションが素敵な時間となりました。
「こどものためではなく、自分も好きなことのできる居場所でありたい」、「社会参加につながるための支援の入り口として開催している」「右京区内にたくさん居場所があるのに知らない人が多く、他とつながりたい」「子どもの声が届くよう、少しずつ動いて国を動かすレベルにしていきたい」といったトークが繰り広げられました。
〇参加された皆さんの感想〇
・それぞれの様々な活動と想いが聞けて良かった。
・子どもに関わる多岐にわたる分野の話を伺うことができて良かった。今の困りごとについて参考になる話があった。
・子どもに何かしてあげることを考えがちだが、参加者も巻き込んで心地よい場所を作るというのがささりました。若いお母さんに活動がささってつながっていけるといいなと思います。
それぞれの立場でお話いただき、その活動内容にとても感銘を受けました。
〈第二部 グループワーク「右京の今・これからを考えよう」〉
5つのグループに分かれて情報交換を行いました。自己紹介の後、聞いてみたい事や関心があることについて話し合いました。「子どもの行き帰りの安全面はどうしてる?」「広報はどうしてる?」「活動を通して子どもから元気をもらえる」「これをきっかけにコラボしていきたい」等の話があり、活発な意見交換が行われていました。
〇参加された皆さんの感想〇
・各団体の状況を聞くことができ、自分に今できることや課題を見つめなおすことができました。
・安全対策について考えさせられました。明るい時間でも子どもには危険が付きまといますので心して対策をとっていきたく思います。
・それぞれの悩みを聞けて新しい気づきがありました。
・活動を循環させていくためには、多世代交流が大切だと感じた。
・新しい方と知り合い、それぞれが困っておられることが聞けました。
・横のつながりを得ることができた。
・子ども文庫さんの活動について知れて良かったです。
≪第二部 グループワーク「右京の今・これからを考えよう」の様子≫
最後に右京区長より「行政ではできないことを子どもの居場所運営者の方々は取り組まれておられるため、つながっていきたい」とお言葉をいただきました。
右京区社会福祉協議会では引き続き活動団体の皆さまの活動に役立つ情報交換会等の企画を進めて参ります。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。