令和4年度kyotoこころつながるシンポジウム ~一人ひとりが安心できる、開かれた居場所づくり~ を通して、他区での取り組み状況や活動者の想い等を共有した後、北区内で子どもの居場所を開設する団体や地域住民との相互の交流の機会を持ち、より良い事業展開に繋がるよう意見交換をしました。
<内容>
①Kyotoこころつながるシンポジウムのライブ配信に参加
・発題『一人ひとりが安心できる、開かれた場とは-キーワードは「参加」-』
永田 祐さん(同志社大学社会学部 教授)
・トークセッション
【聴き手】永田 祐さん(同志社大学社会学部 教授)
【語り手】中澤博子さん(山科区・安朱学区社会福祉協議会会長)
宇野明香さん(特定非営利活動法人 happiness)
②北区内の子どもの居場所づくり活動に関する意見交換
北区内で居場所を運営されている方から、活動を始めたキッカケや想い、活動状況についてお話をしていただきました。
〇柊野ラバーズ
活動のキッカケは、子どもと公園で遊ぶ中で複雑な家庭環境の子どもや家で食事を摂れていない子どもに出会ったこと。心身の健康には栄養のある食事が大切であることを伝えたいと思い、子どもと一緒に食事作りを行っている。ゆくゆくは、地域の高齢者も参加されて、誰が来ても否定されない場づくりを目指していきたい。
〇であい食堂
学校に友達がいない子ども、不登校の子ども等の参加があり、食堂の中では子ども同士楽しそうに過ごしている。コロナ禍により食事の提供が難しくなったが、テイクアウトに変更したり、共同募金事業を活用しておもたせ(お菓子)を配布するなど、繋がりを絶やさないようにしている。
〇カフェふらっと紫竹
コロナ禍になり2年間活動が出来なかったが、現在はアクリル板を設置し、規模を縮小して開催。児童館が会場なので親子の参加もあるが、高齢者も気軽に交流する場になっている。