1月15日、二条城の近くで月2回開催されている「子ども食堂 Kids Diner(キッズダイナー)」へ取材に行ってきました。
Kids Dinerがスタートしたのは約1年前。平日は学習塾として使用されているこの場所ですが、「使っていない時間帯で子ども食堂ができないか?」ということで区社協へご相談くださり、開設に至りました。
開催は土曜日の夕方です。参加者さんは、ほとんどが親子連れ。お子さんの年齢は、赤ちゃんから中学生以上までさまざまです。
子ども食堂の代表で塾長でもある小武さんは「家とは違ったレストランのような雰囲気で楽しんでいただけるよう、テーブルクロスや盛り付け方もひと工夫しています」とお話しくださいました。この日のメニューはちらし寿司でしたが、見た目も鮮やかで、まるでおしゃれなカフェに来ているかのようです。
感染症対策として、スタッフの方がこまめにテーブルを消毒しておられたほか、各机にはパーテーションが設置され、参加者の方には手指消毒、検温、食事中以外のマスク着用などにご協力をいただいておられました。
学習塾の生徒さんもスタッフとして手伝ってくれています。ある小学生スタッフさんは、小武さんの「とても呑み込みが早くて、いつも助かっています」という言葉通り、受付や配膳などテキパキと動き回っていました。子ども食堂に来ている子どもたちと同年代ということもあり、このスタッフさんがBGMを選曲すると思わず踊り出してしまう子も…!
食べ終わった後は、各々おしゃべりやゲームをして過ごします。この日は、点数が書かれた箱めがけてピンポン玉を投げるゲームが大盛り上がりでした。スタッフの方が考案したゲームで、箱も全て手作りだそうです。簡単そうに見えて意外と難しく、大人も子どもも一緒になって高得点を競っていました。
小武さんに今後の抱負を尋ねると、「“体験型こども食堂”ができたらいいな。子どもに料理や企画を任せてみても面白そう」とお話しくださいました。子どもが「お客さん」になるのではなく、子どもが主体的にやりたいことを実現できる子ども食堂、実現したらとても楽しそうですね!
小武さんの活動への思いはこちらからご覧ください。