【上京区】「上京こども応援団」令和4年度交流会を開催しました!【2/2開催】

 上京区では、区内で子どもの居場所づくりに関連した活動に取り組む団体を中心としたネットワーク「上京こども応援団」を令和3年度に結成しました。

 昨年度に続き2回目の開催となった今回の交流会は、区内の子ども食堂や不登校の親の会のスタッフ、学習支援のボランティア活動をしている大学生、社会貢献活動に取り組んでいる企業、保育園や中学校の先生など、様々な立場から23名の方にご参加いただきました。

 第1部では、「笑顔で支える♪安心・安全な居場所づくり」というテーマで、一般社団法人オン.プロジェクト 代表理事の白川知子さんにお話しいただきました。子どもの居場所を運営する際、子どもが喉を詰まらせてしまったり、怪我をしてしまったりするリスクを減らすためにはどのような工夫ができるのか、そして、万が一事故が起きてしまった際にはどのような対応が適切なのか、わかりやすく教えていただきました。

〈何よりもまず、予防が一番大切〉
 白川さんからは、
「あらかじめリスクを想定しておくことやスタッフの人数に余裕を持たせることも、予防のうち」
「他の団体と交流したり、スタッフ間で対話したりすることで、想定の幅が広がる」などのお話があり、
参加者からは、「少しの変化に気づくためには、通常時の様子をしっかりと観察しておくことが大事だと気づいた」等のご意見がありました。

〈第1部の様子〉

 続いて第2部では、4つのグループに分かれて意見交流を行いました。
〈子どもの居場所にはどんなリスクがある?〉
 1つ目のグループワークのテーマは「安心・安全な居場所づくりに向けて、工夫していること/気になっていること」でした。「誤飲、食中毒、アレルギー、行き帰りの事故、子ども同士のトラブル、情報の流出、とじこめ(建物内)」などのリスクが上がり、それぞれ工夫していることなども情報交換を行いました。

〈グループワークの様子〉

〈上京区が子どもにとってどんな地域になったらいい?〉
 グループのメンバーを入れ替え、意見交換したところ、
「信頼できる大人と出会える場が、家や学校以外にも沢山あればいいな」
「子どもと高齢者が一緒に過ごす時間を増やしたい。多世代交流の場が欲しい」
「居場所に出て来づらい人や、つながる力が弱い人とつながっていくためにはどうすればいいかな」
などなど、時間が足りないくらい様々な意見が出て、どのグループも大盛り上がりでした!

 また、居場所づくりをしている人だけではなく、それを応援する企業や学校の先生なども参加されていたので、それぞれの立場から「こんなことで協力できるよ」とアイデアが出て、アンケートでは「横のつながりができて良かった」「様々な立場の方々と意見交換ができて面白かった」などのご意見をいただきました。

 交流会は今後も定期的に開催予定です。今後の企画についてのご意見も募集しておりますので、上京区社協までお気軽にお問い合わせください!