【西京区】オープンスペース祐の風を取材しました!

「オープンスペース祐の風」は、2018年より西京区を拠点に、様々な理由で学校に行けない・行かないお子さんとご家族が一歩踏み出せるまでのエネルギーをじんわり充電できるように、にっこり笑顔になれる居場所作りを目指して活動されています。

代表の藤原祐子さんにお話しをお伺いしました。

〇活動を始めたきっかけを教えてください。

 私自身に子どもが3人いて、一番上の子が学校に合わないタイプで、行き渋った経験がありました。また、前職が小学校の教員だったこともあり、仕事をしているお友達から、子どもが学校に行きたがらず仕事に行けないので預かって欲しいとお願いされ、一緒に遊んだり将棋したり勉強をみたりする期間がありました。そんな中、周りから学校に合わない子たちが、家庭や学校以外の人と関われるような居場所をつくってくれたら嬉しいという希望の声があがっていたことがきっかけでした。 

 ただ子どもが居場所に単独で来るのは難しいと感じ、まずは親の会を2018年に開始しました。そんな中、親からの色んな悩み、しんどい話を聞いていると子ども達のことが気になり、なんとか親と一緒なら出てこれるかなと翌年より「親子の会」を始めました。今はHSP・HSC※1の勉強会や魔法の質問講座※2、楽習(がくしゅう)教室をおこなっています。

※1 生まれ持った特性で感覚や刺激、人の気持ちや変化にとても敏感で「高い感受性をもつ人」。

※2 質問によって答えが変わるという発問力の勉強。

〇活動を継続する上で、モチベーションを保つ秘訣はありますか?

 正直、この活動をやめようと思ったことは1回もありません。そもそも、居場所をやりたいという気持ちに賛同してくれている人が多く、私一人でしている訳ではありません。先月初めてお休みをしたところ、自分が居なくても、居場所として成り立っていて、みんなで運営していることを改めて実感できました。

 それに、子どものエネルギーが溜まった時に、目が変わるという変化に触れることのできる嬉しさ、一歩も外に出れなかった子が毎回来てくれたり、余裕が出てきたら下の子の声かけをしてくれたり、自ら企画してくれたり、やりたいことが出せるようになったりする変化を目の当たりにしているとやめるなんて考えられません。

 また、学校に行けるようになったり、進学出来たような子も、声をかけたらいつでも来てくれたり、イベントにも顏を出してくれます。その中で、楽しいことだけでなく、しんどい気持ちも出してくれるような場になっていることにも喜びを感じています。

〇関わりの中で大事にしていることを教えてください。

 ここはどんな自分もどんな状況であってもOK。肯定も否定もされない場でありたいと思っています。なにかあったとしても、悪いように思うことがあったとしても、その方がそう判断しているだけ。意識、見方、視点が変わると、渦中にいるとしんどいとは思いますが、それが宝物になる日が来る。そんなことをお話したり、感じてもらえたら嬉しい。親の会のスタッフはみんなそう思っているので、ぜひ来てもらいたいです。

〇色々な理由で学校に合わないお子さんとそのご家族のみなさんに伝えたいこと

 親御さんが困る!あかん!皆と一緒じゃないとと思うのは、その子のほんの一部分で全部ではないです。それがあるから全否定すべきものでもないし、学校に行ってないからといってこの子の価値は全く変わらないし素晴らしいものだと思います。今その状態にあるだけで、子どもも大人も成長する中で変わっていくはずです。

 気軽に大丈夫!と言えない部分もありますが、大丈夫!誰もが成長したい想いをもっているので、そこを信じてあげることはとても大事です。今は休憩したりエネルギーを溜めている時期かもしれないけれど、今のその状態を認めてあげる、一緒に感じてあげる、寄り添ってあげることが必要だと思います。

 大人であっても、みんなに分かって欲しい、認めて欲しいって思うし、子どもだって同じです。こんな僕なら嫌いなん?って親は試されています。どんな僕でも愛してね!というサイン。そこを親は見てあげて欲しいです。本当に子どもって素晴らしいし、親の幸せしか願っていません。

 まず学校に行かないって言えたことが素晴らしい。親に言えることは信頼関係が築けている証。それを言ってくれることで、何を親に言おうとしてくれているのか親は考える必要があります。自分がどんな価値観を握りしめているのかということ。もっと楽に生きたらいいよとか、そうしなければならないというものを握っていて、子どもがそうではないよと言ってくれているのかもしれない。学校に行かないという表面的なことだけでなく、奥の部分を感じとることが出来たら素晴らしいと思います。

 本当にあたたかで、想いの詰まったメッセージを頂くことのできた取材でした。インタビューは動画でもご覧いただけます。ぜひご覧ください!

ボランティアの学生さんにもインタビュー出来ました!