全国的に広がり続けている子ども食堂。今回は下京区内で子ども食堂に取組まれるお二人に、子ども食堂に対する思いなどを伺いました!
対談者
Niji café子ども食堂 すずらん子ども食堂
藤井代表 木村代表
〇子ども食堂を始めたきっかけ
【木村代表】児童館の職員をしていた時に聞いた、「家に帰っても、夜の8時まで親が帰ってこない」「土日も親が仕事で忙しく、一人で遊んだり、ご飯を食べたりしている」「寂しいけど、親も大変だからそれが言えない」という子どもたちの声がきっかけになりました。地域の方にもご協力いただき、孤食にアプローチする目的でスタートしました。
【藤井代表】障害のある方の就労サポートを行う中で、障害に気を遣うがゆえに、「障害のある人と、そうじゃない人」に別れてしまう現状があると感じていました。でも「障害」を見るのではなく、その「人」を見られるようにしたい。そう思って、子どもや大人が、障害のある、なしに関係なく自然に関われる場所をつくろうとしたことがきっかけです。
〇子育て世帯の想いに寄り添う
【藤井代表】親子連れで参加される方が多いんですが、子育てしながら働くことの大変さや日々のいろんな気持ちを吐き出せる場所にもなれたらと思っています。「最近顔見えへんかったけど、忙しかったんですか」とか、こっちは聞くだけなんですけど、それで親御さんが笑顔だったら子ども安心できるかなって思います。
【木村代表】親御さんの吐き出し場所が意外とないなと思いますね。核家族や共働きが増え、仕事して、家事して、育児して、親が息抜く暇がない。息抜こうとしたら周りから非難される、そういう社会が問題だとも思います。子ども食堂は、親がほっと一息つける居場所としても、求められているのだと思います。
〇 子ども食堂で大切にしていること
【木村代表】怒られたり、ダメと言われて育ってきて、大人は怒るものだと思っている子どももいて、「ダメって言わずに一緒に考えてくれるんだ」と言われたことがありました。ここでは、もっと自分を出していいんだよって、伝えることは意識していますね。
【藤井代表】子どもから見たら大人って背も大きいし、ちゃんとしているように見えていると思うんです。でも大人も人間ですし、色々失敗もするし、完璧じゃないというのをさらけ出すようにしています。子どもの声も聞きながら、一緒にできたらいいなと思っています。
〇子ども食堂へ来てください!
【木村代表】「子ども食堂」ですけど、子どもだけというよりは色んな世代が交流できる、出会える居場所っていうイメージです。寂しいからじゃなくて、楽しいからここに来る。そういう居場所に、子ども食堂全体がなってほしいと思います。
【藤井代表】「困ってる」「困ってない」とか関係なく、いろんな人が来て、混ざっていていいかなと思うんですよね。線引きがあって、こういう人じゃないといけない居場所みたいなイメージは外れていけばいいなと思います。子ども食堂みたいな居場所が人と人との接点になれたらいいですね。