【山科区】「みんなの家 あのね食堂」を取材しました!

 「みんなの家 あのね食堂」は2023年3月16日にオープンしたばかりの子ども食堂です。 代表の石橋さんの熱い想いから仲間の人達と立ち上げられました。
 食堂が17時にオープンすると同時に四人組の女性が「こんにちわ~」と来訪。慣れたご様子で手洗いをされ席についておしゃべりが始まり和やかな雰囲気のままお食事を開始されました。
本日のメニューは、『ふわとろ親子丼(三つ葉のせ)、きんぴらごぼう、豆腐とわかめのお味噌汁』です。 *代表者の石橋さんに活動で大切にしていきたいことなどをお聞きしました*

★「みんなの家 あのね食堂」が大切にしていきたい事  
 「食事をする」という事は生きる事につながる事なので食事が美味しい、楽しみという事がとにかく一番だと思います。
 やはりまだまだ孤食の子ども、貧しい環境の子どもや独居老人と呼ばれる方達がいる。そういう方々の助けに少しでもなれればと。ゆくゆくはそういう方々や、相談にのってほしいと思っている子どもや子育てに悩んだり子育てがしんどいと思っているお母さんなどひっくるめて支えたい、少しでも手助けがしたい。そういう事に手が届きたいと思っています。
 
 もう一つは、ここには絵本やオモチャを置いているので、ご飯を食べた後に、いつも忙しいお母さんも「今日は帰って片付けしなくていいし」みたいな感じで親子で一緒に遊んで欲しい。子どもがボランティアや参加者と遊んでほっこりして帰って欲しい。そういう遊びをとおして、つながりを広げていって欲しいと思っています。

★折り紙教室について
 *あのね食堂では毎月季節にあわせた折り紙の折り方を教えてもらうことができます。大人も子どもも互いに教えあいながら折り紙を楽しんでおられます*
 最初は早い時間に来訪される方と一緒に折り紙をして、それを後から来訪する保育園の子ども達にあげる。そこで会話が生まれて、知らない人どうしがつながっていけたらと思っていたが、一定の時間に必ず来訪されるという訳でもないので、今は参加者に「折り紙やってみますか?」と声をかけています。もう少し子ども向けに何か広げていけるものがあればぜひ教えて下さい。 ★スタッフの皆さんはどういうつながりなんですか?
 私が所属している「えのさねっと」という和太鼓チームのメンバーです。ライブの練習等で会う機会も多いので昔から「私はこんなんしたいねん、こんなんしたいねん」とずっと話してきました。あとは私が保育士を長年していたので「この人だったら一緒にやってくれるだろう」と思う保育士のメンバーです。私がアプローチしてお願いして集まってもらったメンバーで、とても頼りになります!
 あと、元教師、保育士、ケースワーカーや民間会社の役員さんとか色々います!相談にのれるメンバーをを揃えています!
 また「子ども食堂」というのは参加者を待っているだけでいいのかな?もう少し踏み出して何かしないといけないのではないか?とみんなで考え始めたところです。

 スタッフさんがお互いに下のお名前で呼びあっておられ、終始和やかなアットホームな雰囲気でした。参加者もご年配の方から保育所帰りの親子連れまでと年齢層も幅広かったです。
食事後に折り紙をしたりオモチャで遊んだりおしゃべりしたりとみなさん笑顔で過ごされていました。
 代表者の石橋さんをはじめスタッフの皆さんの「困っている人を手助けしたい!支えていきたい!」という熱い想いが伝わってくる「みんなの家 あのね食堂」でした。

 今回のインタビューの様子は動画に収めておりますので、そちらもぜひご覧ください。